レッスン2 春のいけばな シンビジウム/シロヤマブキ
オオデマリ(娘)作品 新緑のなかのシンビジウム
第二回目のレッスンの花はシンビジウム。春になり、庭の花が一斉に咲きはじめたので、今回は全て庭の花を使ったいけばなです。
シンビジウムは、寒さに強い洋ランで、我が家でも日の当たる東側の庭で元気に育っています。最近は下向きにたれて咲く種類も人気のようです。ちょうど4月に咲いた黄色の花を使うことにしました。
もう1種は、裏の庭に自生していたシロヤマブキ。白い花も可憐ですが、葉の新緑が明るくきれいな緑で、枝をそのまま使ってみたいと思って選びました。
その他、添えものとして、ツヤツヤした葉の緑がまぶしいドラセナと
前のいけばなで残っていた雲竜柳も使ってみることにしました。
花器は、枝ものの広がりに耐えられそうな、大きめのカゴを選びました。
縦にも横にも枝を広げられるように、籠の中には、高さの高い花瓶と低い花瓶を二ついれました。
第一回目のレッスンと違い、はじめての枝を使ったいけばな。
「案外難しいかもね」と母。
うーん。。枝がバサバサしていて、まとまりもない。。
母のアドバイスは、
- いけばなの大きさは花器の1.5倍
→枝ものなどは、どの大きさにするかが悩みどころです。目安として、花器の1.5倍を意識すると、収まりがよいとか。
- 空間を意識して、余分な葉は切る
→いけばなは、フラワーアレンジメントの「足し算」と比較して、「引き算」の美学といわれますが、花や枝がない空間をいかに魅せるか、も大事。今回、元気に葉を茂らせていたシロヤマブキは、残したい方向以外の枝は剪定することにしました。
手直し後の作品
ダイナミックさを残しながらも、全体としてまとまりが出た気がします。いかがでしょうか。
過去のレッスン