母と娘の生け花教室(草月 超自由型)

花が大好きな草月流師範(母)と、生け花初心者(娘)の季節のいけばな紹介

レッスン2 春のいけばな  シンビジウム/シロヤマブキ

オオデマリ(娘)作品  新緑のなかのシンビジウム

f:id:gajumarusan:20190506080831j:plain


 

第二回目のレッスンの花はシンビジウム。春になり、庭の花が一斉に咲きはじめたので、今回は全て庭の花を使ったいけばなです。

 

シンビジウムは、寒さに強い洋ランで、我が家でも日の当たる東側の庭で元気に育っています。最近は下向きにたれて咲く種類も人気のようです。ちょうど4月に咲いた黄色の花を使うことにしました。

 

f:id:gajumarusan:20190506080909j:plain

 

もう1種は、裏の庭に自生していたシロヤマブキ。白い花も可憐ですが、葉の新緑が明るくきれいな緑で、枝をそのまま使ってみたいと思って選びました。

f:id:gajumarusan:20190506080900j:plain

 

 その他、添えものとして、ツヤツヤした葉の緑がまぶしいドラセナと

f:id:gajumarusan:20190506080850j:plain

 

前のいけばなで残っていた雲竜柳も使ってみることにしました。

f:id:gajumarusan:20190506080629j:plain

 


花器は、枝ものの広がりに耐えられそうな、大きめのカゴを選びました。

縦にも横にも枝を広げられるように、籠の中には、高さの高い花瓶と低い花瓶を二ついれました。

 

f:id:gajumarusan:20190506080917j:plain

 

第一回目のレッスンと違い、はじめての枝を使ったいけばな。

「案外難しいかもね」と母。

 いつもの通り、好きにいけてみます。

 

f:id:gajumarusan:20190506080935j:plain

 

うーん。。枝がバサバサしていて、まとまりもない。。

 

母のアドバイスは、

  • いけばなの大きさは花器の1.5倍

  →枝ものなどは、どの大きさにするかが悩みどころです。目安として、花器の1.5倍を意識すると、収まりがよいとか。

  • 空間を意識して、余分な葉は切る

  →いけばなは、フラワーアレンジメントの「足し算」と比較して、「引き算」の美学といわれますが、花や枝がない空間をいかに魅せるか、も大事。今回、元気に葉を茂らせていたシロヤマブキは、残したい方向以外の枝は剪定することにしました。

 

手直し後の作品

f:id:gajumarusan:20190506080839j:plain

 

ダイナミックさを残しながらも、全体としてまとまりが出た気がします。いかがでしょうか。

 

 

 過去のレッスン

oodemari.hatenablog.com